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AWS認定セキュリティ専門知識(SCS-C01)の勉強方法〜本質的な知識の取得〜

最近仕事で、AWS、Azure、GCPの三つのクラウドに同時に関わった。各々特徴はあるが、基本的な考え方は似たり寄ったり。一つ知っていれば他はなんとなくわかる。Javaをある程度理解していれば、Javascriptもある程度理解できるのと一緒な感じ。

どのサービスも非常に便利であるのだが、AzureとGCPAWSと比較して圧倒的に情報量が少ない。日本語となると、さらに希少性が増す。なんだかんだで仕事で登場するシーンが多いくせに、体系だって学ぶ機会が乏しい。

”触って学べ”ってのは理解はしているが、電車、お風呂、就寝前etcetc 隙間時間で気軽に学びたいって人は多いはずだ!!(たぶん。。。)

Azure、GCPを使っているのだが、どうも勉強が進まないって人には、”思い切ってAWSの勉強をする”ってのを強くオススメする。

AWSの勉強をオススメする理由

  1. パブリッククラウドのNo.1はAWS。共通的な思想はAWSがベースになっていることが多い。よって、AWSを勉強すればクラウドの基本が身に付く
  2. AWSはITに関わっているならいつか絶対に出会う避けては通れないもの。勉強しておいて損が全くない。
  3. 日本語の情報が豊富であり、英語を意識する必要がない。細かい設定例やニッチな構成例など、自分がやりたいことは大体ググれば見つかる

そして何より、一番オススメなのが、

  • クラウドセキュリティの考え方、対策が身に付く

ことである。

設定一つで重大なセキュリティインシデントが起きかねないのがクラウドサービスの弱点。ITエンジニアは”知らなかった”では済まされない。会社に属している限り個人が責任を負うことはないかもしれないが、”知らなかった”は正直ダサいし、周りの人が本当に本当に本当に迷惑を被る。インシデントを処理する側からすると、”勘弁してくれよ・・・”っと無限に言いたくなる。

クラウドセキュリティに関しては、3大クラウドサービスで合わせてくれているのか、結果的に一緒になっているのかは定かではないが、共通的な思想なものが非常に多く、”AWSの知識”がそのまま流用できるケースが多々ある。(個人的には、仮想マシンやロードバランサといった王道的なサービスよりも知識の転換が楽と考えている。)

急がば回れAWSのセキュリティをしっかり理解できていれば、クラウドセキュリティなんて怖くない。しかも、体系的に学んで資格取得もできる。

AWS認定セキュリティ専門知識(aws security specialty)の勉強のススメ

AWSにはセキュリティに特化した資格がある。これが本当にオススメ。

<オススメポイント>

  • 代表的なAWSのサービスのセキュリティ対策が身に付く
  • 代表的なサービスは、どのクラウドも似たり寄ったりなので他クラウドサービスにも応用が効く
  • AWSの知見も深めることができる
  • OAuth、JWT、SAMLなど理解しているようでしていない用語の復習ができる
  • いい意味でクラウドセキュリティへの恐怖感を和らげることができる

などなど、いいこと尽くめである。

<勉強方法>

ありがたいことに、日本語の参考書が存在している。しかも、端的にまとまっており非常に読みやすい。

練習問題が少ないので、試験にもっとガッツリ備えたいって人は、英語の参考書、Udemyの講座、examtopics.com等で補うのが良いかと思われる。ただし、いずれも英語のみなので要注意。

Udemyで結構探したが、AWSのセキュリティ資格の講座自体が少なく、当然ながら日本語の講座も見つけられなかった。また、全体的な受講者が少ないようで、講座の評価があてにならない可能性があるのでご用心。評価高いな?と思ったらそもそもの評価者が少なかったりするので要注意!!!今まで、”評価は高いが評価数が少ない講座”で結構失敗しているので、、、(30日以内に返金すればいいだけの話なのだが対応がメンドクサイ)

AWSのトレーニング&認定ダッシュボードから練習問題を解くことができるが、解説がないので役に立った記憶はない。少なくともお金を払ってまでやる価値はない。何かしらの認定試験に合格すると無料で1回利用できたりするので、無料だったら利用してもいいかな?程度の認識。

<難易度>

クラウドAWS初心者にとってはちょっときついので、他の資格で知識を補完してからが良いと思われる。逆にある程度の経験や知識がある人は、そのまま受験に向けての準備に着手して問題ないレベルと考えている。

 

近いうちに受験予定なので、実際の難易度、勉強時間、感想は改めて紹介します。半額クーポン使って、一発で合格しておきたい・・・

 

最後に、、、

この資格は、勉強することに価値があるので、”受験料もったいない、テストセンター行くのめんどくさい”って思っている人は、受験はせず、参考書買って勉強するだけで全然問題ないかと。参考書読んで理解するだけで、十分実務に生かせる。