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AWS 認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルの合格記 ~3時間の苦闘~

先日AWS Certified Solutions Architect - Professional (SAP-C01)を無事にクリア。合格までに道のりを紹介する。プロフェッショナルは、情報が少ないので、何かしら役に立てば・・・

<結果サマリ>

合格基準 :1000点満点で750点以上

実際の点数:764(ぎりぎり。あと一問落としていたら不合格だったかも・・・) 

[分野別のサマリ]

  • 分野1:組織の複雑さに対応する設計 ⇒ 十分な知識を有する
  • 分野2:新しいソリューションの設計 ⇒ 十分な知識を有する
  • 分野3:移行の計画 ⇒ 再学習の必要あり
  • 分野4:コスト管理 ⇒ 十分な知識を有する
  • 分野5:既存ソリューションの継続的な改善 ⇒ 再学習の必要あり

2分野が基準を満たさなかったが合格はできた。単純に750を超えるスコアを出せば良いということであろう。ちなみに75問解き終わったのが終了3分前。見直しはほとんどできなかった。(見直しマークはいっぱいあったけど(´・ω・`))

<勉強期間&勉強時間>

アソシエイト合格直後の10月~3月の6ヵ月。週三回ぐらいは、カフェで仕事前or後に勉強。土日どっちかは2時間は勉強。(振り返ってみれば結構時間は割いたなと・・( ゚Д゚))

<勉強方法>

Udemyの2つの講座を中心に勉強を進めた。

[①] AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)作成者 Edutech Global Inc. Shibata 日本語

https://www.udemy.com/course/aws-53225/

[②] AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exam 作成者 Jon Bonso 英語

https://www.udemy.com/course/aws-solutions-architect-professional-practice-exams-amazon/ 

[小言その1]他に『AWS Certified Solutions Architect - Professional Latest 2020』も使ってみたが、誤答、解説の間違いがあったりと使い物にならなかった。Udemyは返金保証をしているので気に入らなかったら即手続きをした方がよい。30日過ぎると返金できないので注意!!

[小言その2]①、②は結構問題が重複しているので注意。個人的な見解であるが、①の日本語の問題集は②の英語のものを参考に作っていると思われる。著作権的にグレーな感じがする。両方とも解説は充実しているが、②の方が図などもあり、よりわかり易い。英語なのがいろいろめんどくさいが・・・

講座の口コミ、合格者のブログ、体験談を見る限り『本番では問題集と同じような問題はあまり出題されず、かつ、試験範囲も網羅していない』とのことだったので、単純に繰り返すのではなく、

  • 正解ではない選択肢、解説に出てくるサービスや機能も、概要レベルが理解できるまでひたすらググる

を徹底した。実際に受けた感想としても、問題集と同じような問題は1割以下だったので『隅々まで理解する作戦』は正解であった。出題されるサービスや機能の観点ではそれなりに網羅していたので、試験対策として非常に有効であったのは間違いない。『問題集の選択肢だけを覚える勉強の仕方』ではよほどAWSに精通していない限りは合格は難しいと考えている。

また、SAPは問題文/選択肢の文章が長く、日本語が非常にイマイチで難解なので、日頃からちゃんと読んで考える癖をつけておかないと、本番で撃沈する可能性がある。特に日本語は、誤字、誤訳が結構な数あり、いやがらせか?って思うほどである。マストではないが、困ったときに英文の問題を読めるぐらいの英語力があった方がよい。

 

 ↓↓↓↓Udemy以外に利用した参考書などを以下で紹介↓↓↓↓

『紙の本』で得点力UPに繋がりそうなのは2冊。(AWSは日進月歩。書籍の場合、古い間違った知識を身に着けてしまう可能性があるため、要注意!!!)

[1冊目]

Amazon Web Servicesインフラサービス活用大全 システム構築/自動化、データストア、高信頼化 (impress top gear)

ググるだけではなく、少し細かいところまで理解したい人におススメ。ただし、SAPの参考書ではなく、AWSの一般ユーザー向けなので試験範囲を網羅していない点に注意。

[2冊目]

Amazon Web Services 定番業務システム14パターン 設計ガイド

イマイチ現場での活用イメージがつかない人におススメ。勉強し始めに読むのがベスト。読みやすい。

 

kindle unlimitedを契約している人であれば、英語の問題集がいくつか無料でダウンロードできる。ぱっと見た感じだと、解説がほとんどなく役に立たなそうであった。

以前紹介したkindleの本は、全体的に難易度が低く、範囲も網羅していなかったので問題集としての観点ではNG。『AWSの英語の勉強』の観点ではまあまあ有効。

 

無料の英語の問題集サイト「examtopics.com」は、時間の関係で利用する余裕がなかったので評価対象外。いつか時間があれば覗いて解説します。いつか・・・

<総評>

難しい。solution architect associate(SAA)とは比べ物にならないくらい難易度が高い。その一番の要因は『問題集、参考書が充実していないこと』だと考えている。『これをやれば合格できる』って感じのメソッドがないので勉強方法から手探りで考えなければならず、ある程度強い意志をもって臨まないと受からないと思う。

ただ、それが本来の資格試験であり、問題とその選択肢を覚えるだけで取得できる資格と比べれば『非常に有意な資格』ともいえる。

  • 実際のビジネスのワンシーンを模した問題が多く、現場視点での知識が身につく
  • AWSのサービスだけではなく、一般的なITの仕組み、デファクトスタンダートとの組合せ問題もあり、ITの総合力も高めらる

点が非常に良い。認定系の資格で初めて、再認定のチャレンジをしてもよいかなと思えたぐらいである。

ただし、3年後にITに関わる仕事をしているときに限る。( ゚Д゚)

ただし、3年後も3時間ぶっ通しで試験できる集中力があるときに限る。( ゚Д゚)