【コラム】~最近気になった資格~マイナンバー実務検定 その①
マイナンバーが発行されてから使ったことがない・・・マイナンバー開発ベンダが損害賠償請求をされているとか、カードが発行されていない人がいるとか暗いニュースばかりである。
マイナンバーを使ってこんなに便利になったよ!!(^◇^)
って話は一回も聞いたことがない。住基カードの二の舞ではないかと・・
写真付きのマイナンバーカードを保持しているが、その申請をしに行った際に免許書のコピーは取られるは、通知カードも取られるはで「それらの情報はちゃんと管理されているのか」が不安でしょうがなかったあの日・・・・
考え始めるといいことが思いつかないマイナンバーであるが、とうとう日常で使う機会に遭遇できた。それは。「ふるさと納税」である。今年からワンストップ申請制度??が始まり、確定申告不要で税金が控除されるようになった。そのワンストップ申請に必要なのが「マイナンバー」であった。使用方法としては。。。
①、所定の書類に自分のマイナンバーを記入
②、マイナンバーカード or 通知カードのコピーをとる
③、①/②を封筒にいれてポストにごーーーー
ちょっと待て。何かおかしい。こんなにデジタル化が進んでいるのになんてアナログな申請方法なのか。あんだけセキュリティがうんたらと騒いでいたのに、普通郵便で郵送なんて・・・・結局普及しないんだろうなと思った瞬間である。大半の人が高スペックパソコンを使いこなせていないと同じで、マイナンバーも使いこなせる人が出てこないかと思われる。こんな感じだと、マイナンバーカードには有効期限があるのだが、大半の人が更新しないのではないかと思う。ってか期限が切れたことも知らずに押し入れに眠っているに一票。
こんな感じでマイナンバーについてだらだら考えていたところ、知人が「マイナンバー実務検定」を受けることを知った。↓↓以下リンク。
マイナンバー検定試験 -マイナンバー法・マイナンバー制度を理解する-
1~3級まであり、結構本格的な資格のようだ。内容的にも、総務/経理とかやっている人には役に立つのではないかと・・まだ受けている人も少ないし、参考書や問題集読んで、細かめな解説をしようと思う。受けるかどうかは考え中~~
>>その②に続く。。。。
【コラム】思考の整理学~産業革命とAIの台頭~
たまたまNHKを見ていたら、異例のベストセラーとして「思考の整理学 (外山滋比古)」が紹介されていた。この手の本は読んでもすぐに忘れてしまうし、頭に残らないので避けてきたが、インタビュイーが「世界が変わった/私のバイブルです」とごりごり押してくるので、ついamazonでポチってしまった。NHKでちくま文庫の宣伝してるのではないかと思うぐらいの押しっぷりであった。
自己啓発系の本は、蛍光ペン片手に暗記するぐらい何度も読むことを勧められるが、一度もそんなことはしたことがない。もっかい読む気にならんのが普通な気がしているが・・・
とうとう、人生初の繰り返し読みたくなる本に出合えたかと期待して読み進めてみたが、、、、残念ながらいつのパターンであった。
だがしかし、印象深い文章には出合うことができた。
思考の整理学は1986年に初版が発行されている。やっとワープロが出てきたぐらいの年であり、一家に一台パソコンなんて到底考えられない時代である。当時パソコンが人々の仕事を奪うなんて考えていない人もたくさんいたと思うが、外山氏はパソコンの台頭を明確に提言しており、先見の目に非常に関心した。しかも、それを産業革命を例に解説してくれているので、非常にわかり易かった。
そこで私がビビット来たのは、「AIの台頭」である。
・パソコンの登場はホワイトカラーの仕事を奪った
果たしてAIは何を奪っていくのであろうか。AIは「人間性のある仕事」を奪ってしまうのか。と電車の中で少し哲学的なことを考えてしまった(´・ω・`)
プロデューサー、コンサルタント、ウエディングプランナー、医者、薬剤師etcetc
人間しかできない仕事は数えきれない。50年後どうなっていることやら・・・
50年後だったらAIの台頭より自分の年金がどのくらい貰えているかの方が重大事項な気もしないことはない( 一一)
【コラム】ここが変だよ日本のプロジェクトマネジメント②~金メッキ~
日本のコンビニエンスストアの過剰サービスが問題になっている。ドーナッツ作って、公共料金の支払いやって、宅急便送って、弁当温めて、、、、一体何個のオペレーションがあるのか。。謎のお客様は神様精神で、少しでも手間取ると怒り狂う人たち(´・ω・`)ちょっと待て・・・対応しているのはアルバイトだよ。。
要は
アルバイトとしてやるべき仕事 <<< 提供するサービス
の構図になってしまっているのである。この状態をPMBOKでは「金メッキ(過剰品質)」と呼んでいる。コンビニを例に挙げたが、プロジェクトマネジメントの現場でも横行している。「金メッキ」状態を認識しながら「過剰品質を当たり前のようにやってしまうベンダ」が多い。
本来100万円でやるべき内容を平気で、50万円でやってしまう。そうなるとどうなるか。。「50万円が暗黙のルール」になってしまうのである。価格崩壊である。単価商売の建設やシステム開発の「人が売り買いされる現場」だともっと深刻な問題を引き起こす。本来、「1ケ月150万円」の価値がある人が、延々と「50万円」で働かされてしまうのである。そうなると、、
・給料が上がらないからモチベーションが下がる。
・モチベーションが下がるから、生産性が下がる。
・生産性が下がるから、人を追加してカバーしようとする。
・追加した人もモチベーションが低いから、生産性がより下がる。
負のスパイラルに陥るのである。ではどうすればよいのか。。。
プロジェクトマネージャーが基本に立ち返ればよいのである。プロジェクトは人が多ければ多いほど、生産性が低下する。これは不変の真理である。自分の思い通りのことを人に指示してやってもらうことは非常に難しいことである。なので、少数精鋭でプロジェクトを回すことを第一に考える。そこで重要なのが、プロジェクトマネージャーが率先して、「明確な役割定義」をしたうえで、「役割に応じた報酬をコミット」することである。
最近自分が強く感じているのは「明確な役割定義」ができないプロジェクトマネージャーが多いということである。これは、要求仕様/RFPが書けないプロジェクトマネージャーとイコールであると考えているが、この辺の話はまだ今度・・・
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,上田惇生
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