【コラム】OSS-DB(オープンソースデータベース技術者認定試験)の勉強方法
「OSS DB」取るにはどうすればよいですか。ってのを最近聞かれた。単純に資格を取るだけなら、以下の記事の通りになるが、今回はもう少し「実務に活かせる」勉強方法を紹介しようかと思う。(実際に質問者に回答した勉強方法)
OSS-DB Silver 受験記(オープンソースデータベース技術者認定試験 silver) - IT資格取得~受験料の節約~
OSS-DB Gold 受験記(オープンソースデータベース技術者認定試験 gold) - IT資格取得~受験料の節約~
DB系の勉強を自宅で勉強するにあたり、一番の課題となるのが「気軽に触れる環境が無い」ことである。机上で勉強していると、実機で試したくなるが、一から構築するのには相当労力がかかる。仮に、勉強用のDBを構築したとしても、設定値、データ構造、データ量等が実務で使用しているものとはかけ離れたものしかできず、簡単なSQLの勉強ぐらいにしか生かせないことが多いと思う。
やる気のある人は、DBだけではなく、PHP等を使用してWebシステムを構築して勉強するが、「そんな時間はない」と思う人がほとんどであろう。。。
改訂版 今すぐ導入!PHP×PostgreSQLで作る最強Webシステム (Gihyo Expert Books)
では、「気軽に触れる環境」はどうすれば用意できるのか。業種、業界によってはNGかもしれないが、仕事で使っている「開発環境」を使用するのが一番手っ取り早いと考えている。
初心者向けにはなるが、SQLの勉強に関しては、以下のようなツールを使用しながら、視覚的に勉強するのが効果的であると考えている。
<A5>
<SCE>
Common SQL Environmentのダウンロード : Vector ソフトを探す!
GUI操作でテーブルの中身を参照できたりするので、自分が試したいことを直感的にできるのがよい。環境によっては更新はできなかったりするかと思うが、テーブルの結合とかは参照系の操作で十分できるし、何より、「実務につなげられる」ことが一番のメリットである。
※紹介しているツールはフリーソフトなので、仕事で使ってよいかは確認が必要。
OSS DB(Gold)でよく出る各種設定値に関する勉強は、「構築設計書や環境設計書」を参考に
・どんな設定値になっているのか。
・デフォルト値から変更している設定はどんなものか。
・何故デフォルト値から変更しているのか。
等を考えながら、実機の確認をするだけでも有効になると考えている。特にシステム固有の設定に関しては、設定値との紐づけもしやすく、記憶に残り易いはずである。
上記で紹介していることは一例であり、開発環境は勉強したい人にとって宝の山である。他に使っている人の迷惑にならない程度にいじり倒して、合格に近づいて頂ければと。
ただ・・・・
(´・ω・`)開発環境はみんなのものってのは忘れないように(´・ω・`)
↓↓OSSDB(Gold)に関するおススメ参考書↓↓
以前も紹介したが、実務に活かせるように勉強したい人にかなりおススメ。自分自身もかなりお世話になった。そして、実務でちょくちょく参考にする機会が多く、合格後もかなりお世話になっている本である。PostgreSQLを使う人はデスクに置くべき!!
内部構造から学ぶPostgreSQL 設計・運用計画の鉄則 (Software Design plus)
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LPI-Japan OSS-DB Silver 認定教材 商用DB経験者のための PostgreSQL 入門トレーニング
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