システムアーキテクトとITストラテジストのどちらにすべきか~秋期情報処理試験~
6/10は簿記の試験だったようだ。幸運にも前回70点のギリギリで二級に合格。
簿記二級の受験記(●2年ぶり4回目の挑戦で70点のギリギリ合格●) - IT資格取得~受験料の節約~
twitterを見る限り今回はかなり難しかったとのこと。前回は合格率32%ぐらいであったが、今回は20%を切る可能性もあるとyoutubeで講師が解説していた。
資格取得が目的の人は、めげずに次回も受けるべき。簿記の二級と三級は年に3回チャンスがあるので、簡単な回に遭遇するためには、回数を受けた方が良い。同じ問題が二回連続出題されることは稀なので、連続で受けるとヤマが張りやすいのもメリット。
そんな簿記とは異なり、年1回しかチャンスがないのが『高度情報処理技術者試験』。
例外で情報セキュリティスペシャリスト(情報処理安全確保支援士)は年二回だが。
秋期は前回ネットワークスペシャリストに合格できたので、今回受けるとしたら以下のうちどれかになる。
- ITストラテジスト
- システムアーキテクト
- ITサービスマネージャー
最近はシステム運用・保守・維持管理から遠ざかってしまったのと、いい思い出が全くないので、サービスマネージャーはパスしようかなと。そうするとシステムアーキテクトかITストラテジストの二択。
参考書読んで決めようと思い、本屋に行ったのだが二つとも種類も数も少ない。しかも置いてある本屋も少ないので、探すのにも一苦労・・都心のかなり大きい本屋に行って巡りあうことができた。
応募者数が圧倒的に少ないので、参考書も売れないのかなと・・・
<応募者数(29年度実績)>
・情報処理安全確保支援士(48,555人)
・ネットワークスペシャリスト(19,556人)
・システムアーキテクト(8,678人)
・ITストラテジスト(6,984人)
参考書も内容が薄いものが多くて困った。過去問を解説しているだけものが大半で、ネットワークスペシャリストや情報処理安全確保支援士の参考書の質の高さに気づかされた。読んでて楽しいし、実務にもそこそこ生かせたし。(´・ω・`)
参考書を読んでも決め手に欠けたので、
・現場で手を動かすのが好きである。
・アーキテクトやらの哲学を追及したい
との二つの思いで今回は『システムアーキテクト』を受験することに。数少ない参考書でも、ちょこちょこコラムとかもあって面白そうだったので、以下を購入。
電車で読むにはちょと重いのだが、自分が大好きなポケットサイズの参考書は売っていないので致したかたない。
電子書籍って選択肢もあるのだが、オッサンなのがいけないのか画面越しの文字はまったく頭に入ってこないのでNG。FPとか基本情報の午前問題をひたすらアプリ使ってやるのはいいのだが、読み込む系の場合、液晶の文字だと読んだ30秒後には忘れてしまうというダメっぷりを発揮してしまう。。( ゚Д゚)
まだまだ読み始めなので、参考書のいいとこ悪いところは今度紹介します。(´・ω・`)
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火災保険が何者か最近理解ができた~知らずに損していたこと多数・・・~
前回では、団信について少し紹介した。今回は火災保険。何故保険を紹介しているかは、前回の記事を参照。
住宅ローンを組むときに初めて火災保険を真剣に考える人が大半とのこと。
賃貸の人は強制的にたっかい、たっかい火災保険に加入しているはずだが、不動産指定の火災保険に加入しないと賃貸契約ができないので、一種の儀式として割り切ってお金を払っている人が多数と思われる。
都営住宅とか県営住宅で家を借りている人は自分で火災保険をチョイスできるので保険料は抑えられたりする。興味のある方は、以下の記事を見ていただければと。
高い保険料を払っているということは、イコール補償も充実していると考えてよい。
噂なので真偽は定かでないが、高層階なのに水災有りプランに入っていて、保険料が高くなっているケースもあるとのこと・・・( ゚Д゚)保険料に違和感ある人は契約内容の確認を!!
火災保険という固有名詞だけで想像すると、火事の時しか補償されなさそうだが、守備範囲は広め。有効活用するしかない。
<火災保険で補償されること①:個人賠償責任補償>
代表的な例は『自転車に乗っている時に、歩行者とぶつかってケガをさせてしまった場合、相手方への賠償を補償する』こと。ひと昔前『自転車事故での損害賠償の高額化』が注目されていた時に『自転車保険』がクローズアップされていたが『相手方への補償』の観点では、個人賠償責任補償でカバーできたりする。ただし、以下が注意点。
- 個人賠償責任補償は火災保険の『任意の追加特約』のケースが大半。火災保険に加入しているから必ず補償されるものではないので注意が必要。保険証を要チェック。
- 自転車保険の代わりとして考えている人は、相手方の補償はされるが自分はされないことに注意が必要。もちろんロードサービス等もない。ガチで自転車をやっている人にとっては、補償範囲が足りていない可能性があるので要チェック。逆に近所の買い物ぐらいでしか自転車に乗らない人は、これで十分かと思われる。余計な保険に加入しいたらとっとと解約解約。
- 個人賠償責任補償単独の保険はない。火災保険、自動車保険、傷害保険などの特約になる。二重に加入してしまうケースが多いとのことで、契約前に『他の保険で賄えてないか』は要チェック。
保険は今より6割安くできる!: 保険会社の社員が家族にしか教えない保険の「超」見直し術
<火災保険で補償されること②:不測かつ突発的な事故(破損・汚損等)>
例えば、家で模様替えしている時に、テレビやパソコンなどを不注意で落としてしまい、壊してしまった時などを補償する。これは結構知らずに過ごしている人が多いとのこと。デジカメとかスマホとかも対象になるみたいで、モノは試し、壊してしまったら請求してみる価値はある。せっかく保険に入っているなら空気を読まずにバンバン保険金を請求請求。ただし、以下が注意点。
- 保険によっては免責金額が定められている。例えば時価5万円のテレビを壊してしまった時、免責金額が1万円であった場合、保険金として支払われるには『5万円ー1万円(免責金額)=4万円』となる。気になる様であれば、保険証を要チェック。
その他、保険によっては+αのサービスとして『水廻り、カギ、ガラス、エアコン、給湯器のトラブルの応急処置』をやってくれたりする。ただ、いくら守備範囲が広くても請求しないと意味がない!!トラブル発生時は何かとバタバタすると思うが、トラブル発生時こそ役に立つのが保険。加入している保険の守備範囲を理解し、適切な時に適切に使えるようにすべきと思う。。(´・ω・`)
保険料は同じ補償でも会社のよって結構違うとのこと。値下げ交渉は難しいようだが、えいやーで決めるんではなく、複数社に見積もりをもらって決めるのが王道だそうだ。
最後に、、、、
わかり辛い保険をわかり易くするために、補償・保険料が会社ごとにわかるサイトを作るてきなプレゼンがボツの要素。オリジナリティを出して付加価値を生み出すとのことだが、価格コムとかの二番煎じにもなれやしないと( ゚Д゚)
プレゼン??と思った人は前回記事の冒頭部分参照。ただ、おかげさまで保険のことは非常に勉強になった。(´・ω・`)
『住宅ローン・団信・各種保険』を全て理解して契約している人マジで0人説
YouTubeにアップされている水曜日のダウンタウンを見すぎて感化されてしまった。。
先日、仕事の提案のアイデア出しを目的に『人の一生でもっとIT化できる領域はないか』ってお題で、いろんな人と議論した。やるからには全力をということで、ある人は自分の人生を振り返り、ある人は理想の人生を妄想し、ある人はひたすら笑いを求めてプレゼンしていた。
個人的に面白かったのが『一生に出会う保険の数と種類』に関するプレゼン。肝心のIT化の提案部分は正直イケてなくボツだったが、生まれた時/入学した時/結婚した時などシーンごとに出合う保険を説明してくれた部分は非常によかった。
特に『家を買うとき』のシーンは『へ~~』って思うことがたくさんあったので、せっかくかくなので紹介する。
まずは『団信(団体信用生命保険)』。団信という言葉を知っている人は多くないかもだが『住宅ローン組んでも死んだらチャラになる』ってことを知っている人は多い。
ただ、この団信一つでも奥が深い・・・ローンを組む銀行によっては+αをたくさんつけられる。
<団信の種類>
- ガンになったらチャラ
- ガン+三大疾病になったらチャラ
- 一定期間入院/在宅医療していたらチャラ
- 要介護認定されたらチャラ
- チャラにならくとも、指定の状態になったらその期間は免除
などなど、十人十色というか十行十色。
支払方法も金利上乗せ型が主流だが、個別に保険料が払えるタイプなど、自分に合ったものを選択するのが難しい。
一番シンプルなのは『自分は絶対病気にならない』との信念のもと保険は最低限に留め、一番金利が安い銀行でローンを組むことである。
将来に不安がある、不安を煽る人が多いから、これほどの種類の保険が売られている訳で、結局『不安だから、後々後悔するには嫌だから、保険で元を取ろう』などなど思いを巡らせ加入してしまうのが、人間の性。
個人的には保険に入ることには肯定的である。
(そもそも数千円の保険料をケチらないと返済がきつい、余裕がない人はローンを組むべきではないと思ってはいるが。。)
保険の加入を考えている人は、不安を感じているから検討しているのであり、その不安が月数千円の負担で取り除けるのだったら、安いものだと考えているからだ。
将来のガンに対して不安を持っている人が、月数千円の保険料をケチって『ガンになったらローンの支払いが大変だから大好きな肉は控えよう、大好きなお酒・たばこをやめよう』って感じでいろいろ抑制してつまらない人生過ごすぐらいだったら、数千円払って『ガンになったらチャラになるし、多少不摂生であっても自分のやりたいことをやろう』って感じに人生を謳歌した方が豊かな気がする。
ただ、ガン以外の病気になったらどうしよう、就業不能になったらどうしようと別の不安が出てくるのもまた然り。
当然カバーできるリスクの範囲が広くなるほど、保険料は上がる。
正直個人が気が済むものに入ればいいと思うのだが、団信に限っていい判断基準があるってことをプレゼンの中で知った。それは、、
・同じ保障を他の保険で賄う場合いくら必要か。
例えば、『要介護2』に認定されると住宅ローンがチャラになる団信があったとする。
30歳後半で30年ローン(5000万円)を組み、折り返しの5X歳の時に『要介護2』状態になってしまった。その団信に入っていればちょーざっくり『2500万円』はチャラになる。それを、民間の医療保険、就業不能保険、介護保険で『2500万円』を補填しようとするといくらの保険料が必要か。
を判断基準にするということ。もちろん損益分岐点はローン残高に依存するので、100%決められないのだが、少なくとも支払う保険料の妥当性判断には使えそうである。ただし、、、、
精度の高い判断をするためには、公的保険が適用される範囲、一般的な医療保険/就業不能保険/介護保険の保障の範囲・保険料を知っておく必要があり、結局のところ結構大変。
そこで題名
『住宅ローン・団信・各種保険』を全て理解して契約している人マジで0人説
ほんとは火災保険とかも書きたかったのだが、ちょっと長くなってしまったので次回に・・